1998-2001年 瀬戸川流域宣言
川は山と海をつなぎ、流域に多くの自然と文化を育んでくれました。豊
かな森林に蓄えられた清らかな水は、限りない恵みをもたらし、流域の生
活や文化の基盤を形成してきました。人々は時折暴れる川を畏れ敬い、祈
りによって鎮め、豊穣な恵みには感謝の祈りを忘れませんでした。そして、
川を愛する思いと瀬戸川の水で産湯を使った連帯意識が、ここに多くの人々
を集わせているのです。
しかし、近年の都市化や生活様式の変化に伴って、川や流域の自然環境
は荒廃の傾向にあり、人々の意識も川から離れようとしています。自然と
の共生から生まれた大切な文化や地域の連帯も失われようとしています。
このような状況の中、行政区を越えて、河川を中心とした地域が一丸となっ
て取り組むことが求められます。様々な市民グループや行政が立場を越え
て交流し、瀬戸川流域の明日を考え合うことが大切です。
私たちはここに「瀬戸川流域自然と文化フォーラム」を結成し、瀬戸川
とその流域の望ましい姿を皆で考え、そのために一歩一歩行動することを
宣言いたします。 |